これって、ごみ?
Is this garbage?
ごみには見えないわね
Is this garbage?
ごみには見えないわね
どうする?
太陽光パネルの
大量廃棄問題
近年、再生可能エネルギーの普及により全国で太陽光パネルの設置が進みましたが、その裏で「大量廃棄」の問題が深刻化しています。
パネルの寿命はおよそ20〜30年。2030年代以降には設置初期のパネルが次々と寿命を迎え、50万t~80万tの大量の廃棄物が発生すると予測されています。
太陽光パネルにはガラスやアルミだけでなく、鉛などの有害物質も含まれており、適切に処理しなければ環境汚染につながる恐れがあります。
金属はリサイクルできますが、太陽光パネルの60%を占めるガラスはほとんどが埋め立てられており、リサイクル方法が確立されておらず、課題となっています。
捨てるから活かすへ
Change from throwing away to making use of it
Change from throwing away to making use of it
太陽光パネルのガラスは、
ガラスとしての価値が非常に高い
太陽光パネルのガラスは、価値が非常に高いことを皆さんはご存じでしょうか?
通常、窓ガラス等に使用されているガラスには鉄分が含まれており、透明に見えて実は緑がかっています。太陽光パネルのガラスはこの鉄分を除去し、できるだけ太陽光を通すために無色透明のガラスを使用しています。こういったガラスはローアイアンガラスと呼ばれ、一流ブランドのショーケースに採用されているのです。
さらに、太陽光電池セルに真っ直ぐ太陽光を届けるために乱反射を防ぐドット加工(表面に見えるつぶつぶ)をしています。
太陽光パネルのガラスは、ごみじゃない!
資源が乏しい日本に住むうえで、限りある資源を活かしたい。その想いが起点になり、動き出したのがMOTOTOWAです。最新技術によって、太陽光パネルのリサイクル・アップサイクルの仕組みをつくる。まさに、「捨てる」から「活かす」へ。私たちMOTOTOWAは、持続可能な社会の実現を目指します。
透明度が違います!
放置される未来と
再生される未来
A future of neglect and a future of restoration
このまま資源が放置されると…
太陽光パネルのガラス廃棄・埋め立て
- ・埋立地の枯渇
- ・リサイクル原料が市場に供給されない
新しいガラス製造に必要な
バージン材(珪砂・石灰石・ソーダ灰)の需要が増加
天然資源の採掘量が増える
- ・環境負荷の増大
- ・バージン材の枯渇リスクが高まる
材料不足による物価高騰が常態化
MOTOTOWAが目指す
循環サイクル
MOTOTOWAが実現する
仕組みと未来
The system and future that MOTOTOWA will realize
太陽光パネル
リサイクル機械の普及・設置
太陽光パネルのガラス部分をアップサイクルするためには、パネルをアルミ枠から外し、ガラスとセルシートを分離する必要があります。ガラスをガラス素材として使用するためには不純物が混じってはいけません。
MOTOTOWAではこの分離装置の導入を推進し、高純度の資源を回収、工業用ガラスの水平リサイクルの実現と埋め立ての減少を目指します。
廃パネルの準資源化と
Rebornglass®の可能性の模索
太陽光パネルから取り出し、生まれ変わったガラスを「Rebornglass®(リボーングラス)」と名付け、循環資源として活用を推進しています。
PVリボーン協会の基準に基づき、使用済み太陽光パネル由来ガラスを定量検査し、ヒ素等の有害元素が検出されなかったもののみをRebornglass®として取り扱っています。
地元のガラス工芸作家と連携し、新しい作品も続々と開発中です。
関係機関との連携
私たちの描く未来を実現するためには、私たちだけの力では実現不可能です。
循環サイクルを実現するためには、太陽光パネルの施工・保守・保全・回収業者、処理業者、ガラス工芸作家、ガラス製作会社等のサプライチェーン側の連携と、消費者の理解が必要です。
私たちMOTOTOWAは、PVリボーン協会を中心とし、このネットワークを構築し、関係機関と連携を図りながら、循環型社会を実現していきます。
生まれ変わるガラス!
倉敷発、
次世代リサイクル・
アップサイクルへの挑戦
From Kurashiki,A challenge to next-generation recycling and upcycling.
岡山県倉敷市は、古くからガラス産業やものづくりの文化が根付く町です。近年、ガラスの原材料が高騰しており、バージン材の枯渇リスクが高まるとガラス工芸の作品自体の製造が危ぶまれる可能性があります。そういった側面がある一方で、倉敷市は太陽光発電普及率が全国4位※と導入が進んでいる地域で、今後は使用済み太陽光パネルの大量廃棄という新たな課題にも直面しています。
※参照「地域の再生可能エネルギーポテンシャルの活用状況に係る調査」
https://www.env.go.jp/content/900449484.pdf
私たちは、この二つの地域特性に向き合い、太陽光パネルに使われるガラスの再生事業に取り組んでいます。
廃棄されるはずだったガラスを、もう一度資源として活かす。私たちは、単なるリサイクルにとどまらず、太陽光パネルのガラスを再び社会の中で循環させる仕組みづくりに取り組んでいます。限りある資源を使い捨てるのではなく、役目を終えたものを次の役割へとつなげていくこと。その必要性を、実際の事業として示し、伝えていくこと自体が、この取り組みの価値だと考えています。それは、資源を「捨てるもの」から「次に活かすもの」へと転換する挑戦であり、持続可能な社会への問いかけでもあります。
ガラスの町・倉敷だからこそできる技術、太陽光発電が身近にある地域だからこそ実感できる課題。その両方を強みに変え、地域から社会課題の解決へとつなげていく。倉敷発のこの取り組みが、次世代のサーキュラエコノミーの一つのモデルケースになることを目指します。
日本から世界へ!
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私たちについて
About us
事業と人も、今と未来も、
つながる会社
創業1969年、岡山県倉敷市に根付き、総合建設業者として地域密着で信頼と実績を重ね、土木・下水道・舗装・解体工事を中心に、公共工事の管理・施工を中心に展開してきました。
MOTOTOWAは、「事業と人も、今と未来も、つながる会社」をコンセプトとして、社会課題を自分事と捉え、次世代に繋がる事業を展開するために社内プロジェクトとしてはじまりました。
今、この瞬間の小さな行動が、未来をつくる。始まりは小さくてもいい。未来は必ずその先に広がっている。会社の想い(MOTO)が永続的(TOWA)に繋がり、商品やサービスを通して未来を創ってまいります。